採用力と定着率の関係

“採用力”と“定着率”…。

一見関連性がなさそうに見えますが、実はこの2つの要素は非常にリンクしています。既存の従業員の満足度を高めれば、応募者、候補者が集まりやすい環境の職場へと変わることができるのです。ここではその関連性についてレクチャーしていきます。

採用力のアップには既存の従業員満足度の向上は不可欠です。

前述の“なぜ『採用コンサルティング』を社労士に託すのか”のページの中の“採用のバリューチェーン”の図をご覧頂いても分かるとおり、採用のニーズというのは、単体では発生せずに、様々な人事上の課題や問題点で発生することが多いのです。

既存の従業員満足度が低ければ、定着率が安定せずに、マイナスの理由で採用のニーズが発生してしまいます。

 

以下のようなことがないかチェックしてみて下さい。

  • アットホームな会社ですと言いつつ社員を怒鳴る
  • 定着率が悪いのを改善する気がない。

  -時給、待遇、モチベーションへの気遣いがない。ー

  -派遣やバイトの代わりなんていくらでもいると思っている。ー 

  • 面接の際、応募者に行う説明と、実際の現場との整合性が採れない

  -実際の現場の雰囲気はウソはつけません…。

  • 退職者数の推移を把握できていない

  ー退職者の勤務地、職種、勤続年数、年齢を把握していますか?ー

  • 本当の退職理由を把握していない

  -従業員からの「一身上の都合」という書面をそのままで終わらせているー

  • 自社の従業員のモチベーションポイントを把握していない

  -従業員が何にそそられるのか…仕事が楽しい、達成意欲がある、責任のある仕事である、きちんと評価される、成長できる etc.

  • 不安を解消できる仕組みが存在しない

  -同期との横のつながり、定期的な面談、相談窓口 etc.

  • トップの理念、方針が不明確、あるいは現場に浸透させる仕組みがない
  • 社内コミュニケーションがほとんどない、あるいは一方通行である

  ー縦横、他部署、正社員、非正規の間でも誤解のない意思疎通は必要ですー

5つ以上当てはまる場合は改善できるところから改善していきましょう

 

飲食店やサービス業の店舗の求人を見た応募者の70%は(客として)現地見学をするそうです。

現場がギスギスした雰囲気だと応募者もそれを察知しますし、応募する意思が削がれてしまうのはいうまでもないでしょう。。。

採用の今や口コミの時代になっています

ネット上にも、2ちゃんねる、みん就、転職会議等、よい評判、悪い評判等、悪意のあるものも含めて、求職者が簡単に閲覧できるようになっています。ブラック企業なる言葉が流行しましたが、こういったネット掲示板の情報を元に求職者が避ける企業になることは避けなければなりません。

今時の若者は本当に面白く、やりがいのある仕事なら、友達や学校の同期生に宣伝したり、誘ったりするでしょう。

自社の非金銭的報酬を探してみましょう!!

 *“自社”を医療機関は“当院”と、保育園・幼稚園・認定こども園は“当園”と読み替えて下さい。

前述の『知名度がない企業、法人の“採用力アップ”の方法』の記事の中で、いくら採用力をアップしたくても労働条件等の『属仕事的要素』はスグには変えられないと説明しました。特に給与等の金銭的報酬に関しては、既存スタッフとのバランスもあるでしょうし、給与制度を抜本的に見直す手間を省き、新しく入ったスタッフだけを厚遇することは理論上は困難なはずです。

 無理な給与アップを考えるより、自社の“非金銭的報酬”つまり、給与以外でアピールできる要素がどれくらいあるのかを考えてみましょう。

 この“非金銭的報酬”は知名度に欠ける中小企業、中堅法人の競争力になるものであり、この要素をしっかり、候補者や既存のスタッフに提示することで、採用や定着の効果につながりやすくなります。

 非金銭的報酬の例)

非金銭的報酬              概要

自社の非金銭的報酬は?

(具体的に!!)

企業型 企業規模・業界地位・業績・経営ビジョン・経営者の魅力など     自社に
職場型 職場の雰囲気や仲間との関連性・コミュニケーションなど    当てはめて
仕事型 仕事自体の魅力や顧客との関係性など     考えて
処遇型 福利厚生等の処遇の良さや評価の在り方など    アウトプット
成長型 育成の仕組みや挑戦する機会など、自己成長できる実感など     してみて
生活型 プライベート時間の充実や家族からの評価・期待など     ください。

もし、現状こういった“非金銭的報酬がどうしても思いつかない!”“求職者に対してアピールできるストロングポイントがない!”とおっしゃるのであれば、徐々に構築していきませんか?

 人事労務のコントロールタワーとして当事務所が御社が求職者に対してアピールできるストロングポイントの構築をお手伝いします。

 “処遇型”で勝負するなら、公正公平な評価制度の導入を!

 “成長型”で勝負するなら、自分の成長が肌で感じられる教育制度の導入を!

 “生活型”で勝負するなら、残業時間の削減を!!

 当事務所では御社が勝負したい土俵でのアドバンテージポイントの構築のお手伝いを致します。

当事務所が提供する採用コンサルティングサービスは、“応募者が来ない”“集まらない”という経営者の抱える悩みをナビサイトに頼らず、低コストで解決するしくみを提供します。

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今の若者に響く求人戦略をご説明しています。

弱者が巨人と同じ戦略を取っても勝てません。弱者は弱者なりの戦略があるのです。

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