人事制度、給与・退職金制度、デキる人材の採用・育成(戦力化)・定着を三位一体でサポート!
大阪人事コンサルティングセンター
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『フィードバック』で人事評価制度をさらに強固に!
人事制度運用における『フィードバック』の重要性
決して安くないコストを掛けて、人事評価制度は見かけ上はすごく立派なものができた。
でも評価する側もされる側も所詮人間…。やらされ感満載で、あるいは、ただ単に惰性だけで年に1~2回だけ形式的に評価する・されるだけの血の通わない運用しかできないのであれば、従業員の育成や会社の業績アップという本来の命題の達成とはかけ離れたものとなってしまいます。
せっかく人事制度を導入するのであれば、評価する側とされる側がしっかり密にコミュニーケーションが取れるツールとして活用していきたいものです。その上司部下のコミュニケーションとして欠かせないのが『フィードバック』という考え方です。
フィードバックとは何か?
では『フィードバック』とはどういった意味で用いられるのでしょうか?人事労務用語として一般的に用いられる解釈としては『指導的立場の者(上司)が業務上での行動を評価した結果を、その行動をした者(部下)に伝え、次の行動につなげること、あるいはそのための面談』というようになります。
そもそもの『フィードバック』という言葉の語源に迫っていくと『Feed』は食べ物、栄養を与えること、『back』は返すことという意味になります。この考えで行くと、部下からの業務上の結果を受けた上司は、部下に対し彼らを成長させるための栄養、つまり糧となるものを与え返して初めて『フィードバック』という行為が成立します。結果が出ないことを責めるだけ、間違った行動を叱りつけるだけ、単に「今期はこんな評価でしたよ」と評価を伝えるだけ…。こういったコミュニケーションだけでは『フィードバック』ができているとはとても言えません。これでは部下の方も『毎回グチみたいなことばっかり言いやがって!』とストレスが溜まり、本来は今後の糧とすべき面談がマイナスの作用しか及ぼさないことになります。
人事制度を円滑に運用させるのは、この『フィードバック』が本来の効果が得られるように、フィードバックする側、つまり考課者である上司にその意義をしっかりと把握してもらう必要があるわけです。
考課者(評価者)訓練で必要な研修コンテンツとは…
人事制度を導入する際、あるいは導入後も定期的に考課者訓練を行っている企業さんは多いと思います。これは人の評価ということに慣れていない管理職の方に、公正公平な評価を求めるという人事制度の運用面において必要不可欠な訓練になります。
この考課者訓練を実施する多くの企業では座学講習で評価の際に陥りやすいエラー(ハロー効果等)の解説を聞いたあと、事例を用いたケーススタディで実際に評価を行うという2本立ての研修内容で組み立てているのではないかと思います。もちろん、これらの研修内容も評価者訓練を行う上で非常に重要なコンテンツであることには違いありません。
この従来の二本立ての研修内容に『フィードバックのやり方』という新たなコンテンツを加えることにより、管理職社員に『フィードバック能力』が備わることになります。その結果彼らが部下に対して行う『適切なフィードバック』がほどよい潤滑油となり、人事制度がうまく運営できるようになってきます。
部下に響く『フィードバック手法』を身に着け、人事制度の機能向上を!
我々日本人は欧米人に比べフィードバックが下手と言われていますが、それは部下とのコミュニーケーションに難がある上司が多いということに結論付けられます。色んなタイプのキャラクターの部下がいるにも関わらず、部下とのコミュニケーションの仕方がワンパターンという上司がその典型でしょう。前のバッターがストレートで抑えられたからといって、次のバッターもストレート勝負で大丈夫とは限らないわけです。速いストレートに振り遅れるバッターもいれば、ストレートに滅法強いバッターもいるわけですから。。。部下へのフィードバックの仕方も同じでストレートな物言いに響く部下もいれば、怖気付いて逆効果になる部下もいます。そのあたりの接し方やさじ加減は中々模範解答的なものがなく、若手社員時代の以前の上司をお手本にするしかないのかも知れませんが、こういった場当たり的なコミュニケーションが人事制度を機能不全にしている一つの原因でもあるのです。
フィードバック促進のススメ
人事制度は従業員の努力や成果に対する評価の指標、また社員の成長度合いを測るための非常に便利なツールなのは間違いありません。しかしながら、人が人を評価するという側面を持った以上『ツールの便利面』だけに依存し、血の通わない運用をしていると、そのしっぺ返しは必ずやってきます。つまり、人事制度の本来の目的である、従業員の育成や業績の向上が行き詰ってしまうという機能不全に陥るわけです。
人事制度の運用で重要なことは、便利ということで巷で流行のクラウドを使った評価管理なんかではなく、上司と部下の間における『血の通ったフィードバック』なのです。
是非、評価者訓練に『フィードバック能力向上』のプログラムを取り入れてください。
本当の意味のフィードバック、つまり上司が部下の今後の成長の糧となるものを与えることができれば、人材育成を目的とした人事制度がしっかり根付くはずです。結果、育成された従業員が成果を挙げ、それに会社業績が連動し向上すれば人事制度が本来の機能を果たしているという証になります。
『適切なフィードバック』が無味乾燥した今の人事制度に人間的な温かみを与え、制度全体に血を通わせるスパイスとなるはずです。
当事務所の『ヒトを育てる人事制度』では、考課者訓練のメニューに『フィードバック手法』を取り入れ、『評価面談に不慣れ』『部下とのリレーションが希薄』という管理職の悩みを全面的にバックアップし、効果的なフィードバックの手法を伝授致します。
具体的メニューとして)
・体感ワーク
部下のモチベーションポイントを体感していただきます。
・面談の基本のテクニック
共感力の向上、部下のスタイルごとの立ち回り方、傾聴力の向上、質問の技術の向上
・ケーススタディ
面談ロールプレイ(様々なタイプの部下との面談の演習をしていただきます。)
*フィッシュボールという手法を用いることで、面談時の自身のクセや傾向がわかります。
フィードバックの手法が人事制度運営における潤滑油としての役割を果たし、機能する人事制度へと変貌する様子を是非ご体感下さい。
考課者訓練に『効果的なフィードバック手法』も取り入れた
当事務所の『人を育てる人事制度』
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