『部下ノート』で関係力アップ!組織を劇的に活性化!

『部下ノート』はこのようなお悩みを解決します!

  • 我が社の管理職社員は部下との面談やフィードバックが苦手である。
  • 上司、部下間のリレーションが希薄で組織内に活気が感じられない。
  • 部下を叱責する上司の怒号が響く職場内の雰囲気は最悪で、会社側がパワハラの加害者になるリスクがある。
  • 離職率が高く、その退職理由は『社内の人間関係』だと思われる。
  • 人事評価制度を導入したが、思ったほど効果が上がっていない。
  • 管理職研修や評価者訓練にどんなプログラムを入れれば効果的だろうか…
  • そもそも管理職社員の『部下指導能力』をどのように向上させたらよいのかがわからない。

組織活性化のために管理職社員に必要なスキルとは…?

管理職にとって部下との“良好な関係”の
構築は仕事上の生命線です。

適切なフィードバック手法が組織を活性化させる!!

管理職社員の『フィードバック能力』を引き出しましょう!

企業・法人が『ヒト』という経営資産を使って成果を挙げるためには、従業員に対してどのような働きかけが必要でしょうか?従業員が以下の3要素をきちんとクリアしてくれれば、理論上は成果がアップするはずです。

 ①行動力アップ (⇒たくさんこなす)

 ②思考力アップ (⇒効率よくこなす)

 ③関係力アップ (⇒効果的にヒトと繋がる)

 これら3つの要素の中で①行動力②思考力については基本は『自助努力での自己完結型』であるのに対して③関係力についてはヒトが介在するだけに非常にやっかいです。自分がやっているつもりでも相手に全然響いていないということが往々にして起こりえることで、こうなってしまってはもう自助努力の範疇ではどうしようもない、といったことになります。

 ことさら管理職社員に対しては、③関係力強化を図る相手先として、社外の取引先のみならず、社内特に部下との関係性を密にしなければならないことは言うまでもないでしょう。

 モーレツに働く社員が美徳とされた、昭和や平成初期のころは上司がタバコを取り出せは部下が間髪入れずにライターで火をつけるといった、上司と部下の強固な上下関係が当たり前のように築かれていた時代もありましたが、いまや部下からの『パワハラ』の告発を恐れた上司が業務上の指導すら萎縮してできないというような話も聞きます。

 一方で上記のような封建的な上司部下の関係の中で育った管理職は、自分が育てられたやり方と同様に部下を育成しようとしますが、体育会系の時代にそぐわないやり方ではうまくいかず、どのように部下に接したらいいのか途方にくれ、ストレスを抱え込んでしまうという事例も少なくありません。

 つまり、上司と部下の関係が希薄となっているのです。こういった昔の封建的な育成指導がパワハラと受け取られるリスクが伴ってくる現代において、組織をチームとしてしっかり機能させるためには、管理職社員に以下の3つのスキルを身につけてもらう必要があります。

 1.(威圧的と誤解を受けない)適切な部下指導の手法

 2.(封建的ではない)部下との関係力向上の手法

 3.効果的な面談/フィードバックの手法

 特に3の面談やフィードバックのやり方というのは、我流やその場の勢いで行うものではありません。間違った方法で行えば部下との信頼関係に亀裂を生じされる可能性もある一方、適切で効果的なフィードバックは部下との関係性を劇的に改善し、組織活性化⇒業績アップに繋がる『正のスパイラル』の道を切り開きます。

人事評価制度が思ったほど効果を発揮しないのはなぜ?

管理職のフィードバック/面談力のアップは人事評価制度の効果に直結します。

『ヒトがヒトを評価する』制度であるゆえの落とし穴

 昨今は人事評価制度を導入している企業様、法人様も多いとか思いますが、そもそも人事評価制度はどのようなプロセスをたどり、従業員を評価するのでしょうか?そしてその評価がどのように従業員の糧となり、会社の業績向上に繋がっていくのでしょうか?

 人事評価制度運営においてはその『評価の仕組み』が公正公平で理にかなっていることはもちろんですが、それに加えて以下の3つの要素を効果的に運用しないと、従業員育成がうまくいかないということになります。

 ・目標(評価の着眼点)の設定

 ・ジャッジ

 ・面談/フィードバック

 この3つのが人事評価制度の運用でどういうプロセスをたどるかというと…

  目標(着眼点)設定 ⇒ 面談/フィードバック ⇒ ジャッジ ⇒ 面談/フィードバック

 ご覧の通り、面談/フィードバックがプロセスに占める重要度が非常に大きいことがご理解いただけると思います。人事評価制度の効果的に運用することに不可欠な要素は管理職社員のフィードバック能力にあるといっても過言ではないと思われます。

 人事評価制度は制度そのものが非常によいものを取り入れても、運用プロセスの中に瑕疵があれば効果は得ることができません。特にヒトがヒトを評価する人事評価制度においては、評価する側(上司)のフィードバック能力の力量が、その導入効果に大きく影響を及ぼします。

 人事評価制度は制度そのものはソフト面、上司のフィードバック能力の力量はハード面と例えることが出来ます。ソフト、ハードの両輪が機能して初めてうまく回り出します。ソフト面が100点満点でも、ハード面に瑕疵があれば、その瑕疵の重さ分の失点を余儀なくされます。

 人事評価制度そのものが100点満点のよい制度を導入したとしても、管理職社員のフィードバック能力が不足して100点の失点があるのであれば、プラスマイナスゼロで何のために高いコストを掛けて人事評価制度を導入したのか?ということになってしまいます。

 評価者のフィードバックの力量が制度運用に直接影響する…これが『ヒトがヒトを評価することの難しさ』です。

 人事制度運用における『管理職社員のフィードバック能力の重要性』についてはこちらのコラムにも記載しております。よければご参照下さい。

管理職の部下管理能力が飛躍的に向上する“部下ノート”とは?

部下ノートの記載例:
フォーマットはどんなものでもOK

上司も部下の同時に、かつ効果的に育成するツール…

 それが『部下ノート』です!!

 管理職社員が部下の行動や仕事の仕方に何かを感じたとき、何らかの指導を行ったとき、また仕事以外のプライベートやちょっと気になったことなんかでもいいと思います。書き留めて記録することによって、部下との関係が劇的に改善するだけではなく、適切な部下指導能力がつき、業績向上にも繋がります。

 それらのメモを総称して『部下ノート』と呼んでいます。

 ここでは部下ノートの記載方法と部下ノートの活用がなぜ会社や組織の業績向上に繋がるかということについて述べたいと思います。

 部下ノートは特に決まったフォーマット、雛形があるわけではありません。大学ノートでも、手帳でも書き留められる紙媒体であればどんなものも活用できます。ただ、以下の事項を記載できるように工夫すると、より使い勝手よく活用できると思います。

 ・日付

 ・誰(どの部下)のことか?

 ・部下の主だった行動または言動

 ・自分の見解・判断あるいは指導した内容

 ・指導した結果(本人に響いて効果を得たか、失敗したか)

 こういった内容を気になった時に2-3行程度でメモで残していくというやり方を続けていきます。義務感で毎日書いたり、全ての部下のことを書く必要は全くありませんし、書いてる本人以外の人が見ることは基本的にはありませんので、きれいな字で書く必要もありません。自分だけ解読できればいいのです。

 管理職社員が『部下ノート』をつけることでなぜ業績が向上するのか?

 部下ノートをつけることによって、管理職社員は以下のような力が磨かれていくことになります。

 ・観察力、洞察力                                       部下の気になる行動、言動を書き留める部下ノートは、管理職社員たちに「部下のことをもっとよく知ろう」「話をよく聴こう」「何が言いたいかを引き出そう」という意識を強めます。その意識が高まることによって、部下についてこれまで気づかなかったことや知らなかったことが見えてくるようになる、つまり観察力が身に付いてくるわけです。このようにして視野が広がってくれば部下の詳細な長所短所や些細な変化にも気づける洞察力も備わります。その観察力、洞察力を活かし、個々の部下に対する適切な接し方、指導法を採ることができるようになります。

 ・判断力(決断力)                                      日々部下ノートを付けるという行為は、部下に指導した内容とその結果を記録することでもあります。ある部下に対しての行った提案やアドバイスがうまくいったのかあるいは失敗に終ったのかのデータを採る作業でもあるのです。こういった一連の作業はトライ&エラーを繰り返して判断力を磨く訓練と同様の効果を得ます。失敗に終ってもそのデータを蓄積しておけば、次の決断に繋がるわけです。管理職ともなれば、部下指導に限らず、様々なビジネスシーンで重大な決断をしなければならない局面もあるでしょう。部下ノートはそういう局面にも効果を発揮できるツールでもあります。

 

 管理職社員が「観察力」「洞察力」「判断力(決断力)」という3つの武器を身に付ければ、個々の部下への「関係力向上の方法」「適切な指導法」が備わってくるわけです。

 適切な指導法が身に付けば、「フィードバック/面談能力」の向上効果も期待できます。

 フィードバック(FEED BACK)の元来の意味は、「栄養や糧となるものを与え返す」というものです。部下の行動や結果報告を受けた上司は、部下に対して何らか今後の糧となるようなものを与え返して初めてフィードバックが成立します。ただ単に「今期の評価は○○でした。」と評価結果を伝えるだけ、頭ごなしに結果が出ないことをただ責めるだけなのであれば、これらはとてもじゃないですがフィードバックとは言えません。適切な指導法が身につけば、部下に対して「本来あるべき姿のフィードバック」が行えるようになってくるのです。

 もちろん、「今後の糧」を与え返された部下も行動が改善され、しっかりと会社に貢献してくれる人材へと成長していきます。

 上司と部下の双方を成長させるのが、部下ノートの特徴と言えるでしょう。

 

 人事評価制度への影響

 「部下ノートの導入」のメリットで、もう一つ忘れてはならないのは人事評価制度への影響です。管理職社員のフィードバック/面談能力が与える人事評価制度への影響は上記にて解説させて頂きました。人事評価制度が期待通りの効果を発揮していないケースであっても、『部下ノート』の導入が管理職のフィードバック能力の改善、向上に繋がり、制度の運営状況が好転します。

 

 部下ノート導入効果の事例)

 ・自動車販売業                                          導入店舗の売り上げが対前年比150%アップ

 ・製造業                                             ミスによる不具合品の発生が20%減少 年間3000万円のコストダウン達成

 ・ソフトウェア開発業                                       離職率改善により社員数が2年間で250%増員、売上げも200%超アップ 

 

“部下ノート”を活用した『関係力アップ研修』

管理職のための関係力アップ研修

  ーフィードバック能力向上と組織力アップのために

 管理職社員が『部下ノート』を取り入れる効果、効能については上記にて解説してきました。

 ここではもう一歩踏み込んで、『部下ノート』をもっと有効なツールとして活用するために、当事務所が提供する管理職研修のコンテンツの一つである『関係力アップ研修』のご紹介をしたいと思います。この『関係力アップ研修』と部下ノートの併用でさらなる組織活性化を目指します。

 この研修プログラム全体で管理職社員に身につけて頂きたいのは、

 ①部下指導の具体的な手法のマスター

 ②部下との関係性の向上

 ③面談/フィードバック手法のマスター

                  の3つです。

研修の具体的な内容とスケジュールは以下の通りです。

 

     『部下ノート』を活用した関係力アップ研修(3ヶ月コース)ーカリキュラム

サポート内容) 時期

導入研修(半日)

  **導入研修では主にフィードバック/面談力を養っていただくためのカリキュラムとなっています。

 ・体感ワーク

   *部下のやる気がどうすれば高まるか、あるいは萎むかを実地体感して頂きます。

 ・部下のタイプ別での接し方を学ぶ

   *人間の社会的タイプは4つに分類されると言われますが、タイプごとの接し方を学びます。

 ・傾聴力の向上法を学ぶ

 ・効果的な“質問手法”を学ぶ

 ・ロールプレイ(模擬面談)

   *『フィッシュボール』という手法を使い、面談の際の自身のクセや傾向を把握します。

 ・『部下ノート』の紹介、記入方法の指導

1ヶ月目

『部下ノート』の添削・指導

 導入研修実施後、管理職社員には12週間『部下ノート』の記入にトライしていただきます。4週目、8週目、12週目に提出期限を設け、各管理職社員が記入した『部下ノート』の添削指導を行います。

部下ノートへの記入を通じ管理職社員には『観察力』『洞察力』『判断力』を養って頂きます。

2ヶ月目
3ヶ月目

完成研修(半日)

 *完成研修はさらにもう一歩管理職としてステップアップするためのカリキュラムです。今後リーダー   としての任務を実行するために必要なアクションアイテムを考え、取り纏めていく内容となります。

 ・導入研修及び部下ノート添削の振り返り

 ・部下ノート活用の成功事例の紹介(管理職社員の成長記録)

 ・“リーダーの3大任務”実現のための今後のアクションアイテム(行動事項・行動予定)の検討

研修の費用に関しましては、参加される管理職社員の人数を基準にお見積もりさせて頂きます。

また、上記の“3ヶ月コース”以外にも、管理職の面談力アップに特化した導入研修(半日)のみをご希望される企業様、法人様には臨機応変に対応させていただきます。

詳細は以下のお見積もりフォームにてお問い合わせ下さい。

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